アラスカ日記 Part2
2006年 08月 17日
アラスカの野生のラッコです。
船を走らせていると時々1~2頭がお腹を上にしてぷかぷか浮いて横を通り過ぎていきます。そういう時は距離が結構あるときです。
水族館などでもお馴染みのラッコ、とってものんびりやさんに見えてかわいいのですが、野生のはとにかく警戒心が強く、ちょっとでも船が近づくと写真が撮れる距離に入る前に潜って逃げてしまいます。
ある程度近づくと、仰向けになっていたのが普通の体制に戻って首を伸ばし、警戒してこっちを見つつ、いつでも逃げれる準備をします。好奇心旺盛だったのか、ここまで近づけたのも初めてですが、仰向けでリラックスした写真は至近距離からは到底無理。
船長のブラッドいわく、調査目的でタグをつけるために捕獲することがあるので人間に対して恐怖心が強いのだそうです。保護するためなんですけどね。
ドナちゃんが獣医さんが好きじゃないのと一緒ですね。
夜、停泊する入り江には、ラッコがあちこちにぷかぷか浮いているとこもあります。去年はカヤックでそーっと近づいてみましたが、やっぱりすぐに潜ってしまいました。今回は、お腹に子供を乗せた親子が何組かいたので船から観察していました。子供はかなり大きな声でミュー!ミュー!とちょっと子猫っぽく鳴き続け、離れてしまった母親を呼んでいました。やがて母親が戻ってきて再会、ひしとしがみついたと思ったらすぐに一緒に潜って消えてしまいました。
お腹に乗った子供、もっと近くで見たかったなぁ。
by MauruuruA
| 2006-08-17 11:33
| 旅行